忍びの家のあらすじと相関図を解説!ドラマの魅力を徹底解剖

賀来賢人主演ドラマ。あらすじと相関図を徹底解剖。「忍びの家」 Netflix

※一部ネタバレの要素を含みます

「忍びの家 House of Ninjas」は2024年2月15日に配信され、配信から1週間で日本のNetflix週間ドラマランキングで1位を獲得し、世界92か国でトップ10入りを果たしました。

主演の賀来賢人は、プロデューサーとしても関わっており、彼自身がこのプロジェクトを立ち上げたことからも、すでに続編への期待が高まっているほどの人気作品です。

「忍者ドラマ」と聞くと、どうしてもアクション中心の作品と思われがちですが、このドラマの中心にあるテーマは「家族」と「再生」にあります。

この記事ではそんな現代に生きる忍者家族の苦悩や、気になる登場人物たちの相関図など「忍びの家」の魅力をご紹介していきます。

多摩川
多摩川

公開2週目でNetflixグローバルランキングで1位になった話題作!とても気になりますね!

この記事のポイント
  1. 「忍びの家」の主な見どころは?
  2. ストーリーはどんな内容?
  3. キャラクターの気になる相関図
  4. 今後続編はあるの?

「忍びの家」のあらすじとドラマの世界観

題材が「忍者」なので、迫力のあるアクションシーン満載の作品でしょうか?

・主な見どころ5選
・あらすじ
・相関図と登場人物
・BNM(忍者管理局)の役割と目的
・元天会の役割と目的

「忍びの家」の主な見どころ5選!

  1. 豪華キャスト陣
    賀来賢人を筆頭に、江口洋介、木村多江、高良健吾、吉岡里帆など、実力派俳優が集結しています。脇を固める俳優にも山田孝之、柄本時生、田口トモロヲなど豪華な顔ぶれが揃っており、その演技力が作品の魅力を高めています。
  2. 複雑に絡み合うストーリー展開
    各キャラクターが異なる目的で別々の事件に関わっていきますが、徐々にそれらの点と点がつながっていく展開が楽しめます。視聴者は考察しながら楽しむことができる奥深いストーリー構成となっています。
  3. 現代を舞台にした忍者ファミリーの設定
    「現代にもし忍者がいて、実は国の危機を救っていたとしたら」という斬新な設定が魅力です。普通の家族を装いながら、忍者としての使命と葛藤する家族の姿が描かれています。
  4. 賀来賢人の企画・制作参加
    主演の賀来賢人が、Netflixに直接企画を持ち込み、共同エグゼクティブ・プロデューサーとしても参加しています。俳優の視点からの独自のアイデアが作品に大きく反映されています。
  5. セリフに頼らない演出
    賀来賢人によると、説明的なセリフを極力減らし、空気感や短いセリフ、表情で家族の関係性を表現することにこだわっています。これにより、視聴者は徐々に家族の謎や葛藤を理解していく独特の没入感を味わえます。

忍びの家のあらすじ

物語の中心となる俵家は伝説の忍者、服部半蔵の末裔であり、かつては優秀な忍者として活動していました。

6年前の任務中に長男・俵岳(高良健吾)を失ったことから、忍者としての生活を封印し、一般市民として平穏な日々を送ることを決意。

次男の俵晴(賀来賢人)が自動販売機の補充の仕事をしながら孤独な生活を送っているところから始まります。

彼は兄岳の死に深いトラウマを抱えており、親しい友人や恋人も作らずにいました。

そんな中、晴は雑誌記者の伊藤可憐(吉岡里帆)と出会い、彼女が調査している宗教団体に巻き込まれていくことになります。

この宗教団体の教祖である辻岡洋介(山田孝之)は、国家を揺るがす陰謀を企てており、俵家は再び忍者としての任務に引き戻されることになります。

物語は、家族それぞれが抱える葛藤や秘密を描きながら進行し、最終的には彼らが再び一つになり、国家の危機に立ち向かう姿が描かれます。

特に、各キャラクターの成長や関係性の変化が重要なテーマとなっており、忍者としてのスキルと家族愛が交錯するドラマティックな展開が見どころです。

相関図と登場人物

俵晴(たわらはる)– 演:賀来賢人
– 主人公で、俵家の次男
– 優秀な忍びだが、優しさゆえにトラウマを抱えている
– 自動販売機補充員として働いている

俵壮一(たわらそういち)– 演:江口洋介
– 晴の父親で俵家当主
– 表の顔として「俵酒造」の経営者を務めるが、経営は上手くいっていない

俵洋子(たわらようこ)- 演:木村多江
– 晴の母親
– 忍びの仕事ができず、家計を心配している

俵岳(たわらがく)– 演:高良健吾
– 晴の兄で俵家の長男
– 忍びの任務を行っている最中に、風磨忍者によって殺された…

俵凪(たわらなぎ)– 演:蒔田彩珠
– 俵家の長女
– 普通の女子大生を装いながら、密かに忍びの鍛錬を続けている

俵陸(たわらりく)– 演:番家天嵩
– 俵家の三男で8歳
– 家族が忍びであることを唯一知らない

伊藤可憐(いとうかれん)– 演:吉岡里帆
– 雑誌記者
– 6年前に起きた、俵家に大きな関わりのある事件を追っている

浜島 仁(はましま・じん)– 演:田口トモロヲ
– 文化庁忍者管理局(BNM)の局長
– 俵家に忍びの任務をもたらす重要なキャラクター

沖正光(おきまさみつ)– 演:柄本時生
– 浜島の部下
– 忍者管理局のテクノロジー担当で、ハイテク機器を駆使して忍びの活動をサポートする新人

辻岡洋介(つじおかようすけ)– 演:山田孝之
– 新興宗教団体「元天会」のリーダー
– かつては「風魔」で漆黒と呼ばれ、19代目風魔小太郎を継承していた

尾身善助(おみぜんすけ)– 演:ピエール瀧
– 繰り返される謎の窃盗事件を追う刑事

BNM(忍者管理局)の役割と目的

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現代における忍者の活動を統括し、管理する機関として描かれていて、忍者の活動を監視し、必要に応じて指示を出す役割を担っています。

俵家が再び忍者としての任務に復帰するよう促されるのは、BNMの働きかけによるもので、俵家の能力が国家の危機に対処するために必要とされているためです。

その他にも、BNMは忍者たちの活動を合法的に行うための隠れ蓑として機能しています。文化庁管轄の小さな組織として、忍者たちが現代社会で活動する際の資金援助やサポートを提供しています。

さらに、BNMは忍者たちの精神的な支柱ともなっており、伝統や価値観を維持する役割も果たしています。

監督のデイヴ・ボイルは、現代に生きる忍者たちが持つ古い価値観や精神性についても言及しており、それがBNMによって支えられていることが示唆されているようです。

元天会の役割と目的

物語の中心的な対立構造を形成する重要な要素です。

この新興宗教団体は、俵家と敵対する存在として描かれ、国家転覆を企てる風魔党と結びついています。

元天会の教祖である辻岡(山田孝之)は、カリスマ性を持ち、信者を引きつけることで急速に勢力を拡大しています。

彼の目的は、権力を掌握し、社会に影響を与えることであり、特に若者たちに支持を得るために環境問題を利用しています。

表向きは環境保護を訴える団体として活動していますが、その実態は政治的な陰謀やテロ行為を企てるものであり、俵家が再び忍者としての役割を果たさざるを得ない状況を作り出します。

このように、元天会は単なる敵役ではなく、物語全体のテーマである「家族」や「正義」といった要素とも深く結びついており、俵家の内面的な葛藤や成長を促す重要な要素となっています。

忍びの家のウラ話と今後の続編

あらすじを読んでみると、ただのアクション忍者作品とは違いますね!もっとウラのことも知りたくなります!

・テーマとメッセージ
・視聴効果と撮影技術のこだわり
・気になる続編は?

忍びの家のテーマとメッセージ

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「忍びの家 」の主なテーマは「家族」と「再生」です。

この作品では、家族の絆やそれぞれのキャラクターの内面的な葛藤が重要な要素となっています。

俵家は、それぞれが抱える問題や過去が物語に深みを与えて、特に、晴は「人を殺せない忍者」として心に傷を負い、家族を守ろうとするも空回りしてしまう姿が描かれています。

また、「忍び」というテーマは、日本独自の文化的背景を反映しており、忍者たちが持つ「耐え忍ぶ」精神や、彼らが直面する倫理的なジレンマも重要なメッセージとなっていると、監督のデイヴ・ボイルは語っています。

忍者が肉食や酒を禁じられ、恋愛すらも制約される中で生きる姿も描かれており、このような制約がキャラクターたちの行動や選択に影響を与えています.

全体として、「家族の再生」と「個々の成長」を描くことで、視聴者に普遍的なメッセージを伝えています。

特に、困難な状況においても家族が一丸となって立ち向かう姿勢は、多くの人々に共感を呼ぶ要素となっています。

視覚効果と撮影技術のこだわり

視覚効果(VFX)についてですが、アメリカ人監督デイヴ・ボイルが手掛けた本作では、リアルなアクションシーンを重視しつつ、忍者の伝統的な技術を現代的に表現しています。

アクションシーンは、スタイリッシュでありながらもリアルな痛みを感じさせるように設計されており、殺陣のシーンでは、日常生活の中で忍者がどのように活動するかを描写し、観客がその世界観に没入できるよう工夫しているようです。

次に撮影技術についてですが、本作では日本映画界の第一線で活躍するスタッフが集結し、美術やアクションの演出において高いクオリティを実現しています。

美術担当の林田裕至は、俵家のセットを歴史的かつ現代的な要素を融合させた印象的なものに仕上げました。

また、アクションコーディネーターには田渕景也が起用され、オフィスや工場など現代日本の日常風景の中でリアルな殺陣が展開されています。

このように日米の一流のスタッフが手掛けることで、視覚効果と撮影技術の両面で新しい試みを行い、日本発の忍者コンテンツとして世界中で評価されています。

気になる続編は?

まず、賀来賢人さんが4月3日に自身のSNSで、デイブ・ボイルさんと共に映像制作会社『SIGNAL181』を設立したことを発表しました。

この動きは、続編制作の可能性を高めるものとして注目されています。ファンからは続編への期待が寄せられていますが、現時点では公式な情報はなく、続編については不明です。

シーズン2では新たなキャラクターやストーリー展開が期待されており、特に長男・岳が生存している可能性や、風魔党との対立がどのように描かれるかが気になるところです。

まとめ

俳優の賀来賢人さんが主演・プロデューサーとして関わった「忍びの家」は、物語を通じて日本文化や家族の絆について深く考える機会を得られる作品になっています。

豪華俳優陣も見どころのハートフルNinjaドラマをぜひご視聴してみてください。